非鉄スクラップが中国に流入

金属リサイクル業者や貿易業者によると、輸入された非鉄スクラップが税関手続きを通過して中華人民共和国の顧客に届き始めているという。

世界の他地域から中国へのレッドメタルスクラップ取引の現状は、アトランタに本拠を置くUni-All Groupの非鉄トレーダーのDavid Chiao氏とHongの同業者Michael Lion氏のコメントを特集した最近のFastmarkets AMMウェビナーの話題となった。コングに本拠を置くエバーウェル・リソース社とスクラップ処理業者である英国に本拠を置くリサイクル・プロダクツ社のスージー・バラージ氏

11月23日月曜日に集まった3人のパネリストは、中国政府が純度99.1パーセントの銅とアルミニウムのスクラップに対して新たに設定した「資源」指定と、その指定に基づくスクラップ積荷の出荷に海運会社が現在も消極的であることについて警戒を表明した。

しかし、同じ週の終わりまでに、リサイクル・トゥデイが連絡を取った香港を拠点とする貿易業者2名と英国を拠点とするリサイクル業者1社は、新しい資源指定で求められているように、出荷物が現地検査を通過し、中国の港を通過し始めていることを示した。

香港を拠点とするある貿易業者によると、中国の寧波の港は、顧客の1社が新たな資源指定の下で受け取ったNo.1銅スクラップの最初のコンテナをすぐに撤去したという。 同社の別の顧客も、中国南部でアルミニウム製のトゥイッチの積み荷を撤去することに同様の成功を収めたと報告している。

英国イプスウィッチに本拠を置くサッカーズ・リサイクル社のデビッド・ドッズ氏は、世界の処理コミュニティには依然として保留が残っていると語る。 「私たちは不確実な状況に直面しています」とドッズ氏は言う。 「当社の販売チャネルは、検査が堅牢で安全であることを保証していますが、コンテナの返却コストが非常に高額であるため、微妙なバランスを取る必要があります。」

加工業者、トレーダー、バイヤー、海運会社のいずれも、新しいシステムの下で拒否された荷物に直面することを望んでいません。 買い手と売り手にとって、そのような貨物はコンテナ遅延料金と新しい買い手を見つけるための争奪戦に直面する可能性が高い。 海運会社にとっては、世界の一部地域でコンテナが不足しているときにコンテナを確保することになる。

しかし、11月下旬までにドッズ氏は、「海運会社は現在、中国の主要港に機器を見積もって納入し始めている」と述べた。

別の香港に拠点を置くトレーダーは、第2銅（バーチグレードとクリフグレード）が合格できるかどうか懸念しているものの、新システムにより第1銅の中国への販売が比較的楽に行える可能性があると楽観的な見方を示している。中国の港での目視検査。

中国のいくつかの二次アルミニウム生産者と銅と真鍮の生産者は、北米やヨーロッパからの低品位のスクラップ市場に留まる方法として、マレーシアからインドネシア、香港に至るまで選別工場を設置している。

香港の両トレーダーは、新しい資源指定への移行における歓迎すべき進展として、CCIC（中国認証検査グループ）検査プロセスの廃止を指摘している。 （非鉄の販売を中国政府が特別に承認したものに限定する割当制度も廃止された。）

「CCIC の使用には時間の遅れと出費が伴いましたが、その代わりに、出荷品が検査に合格しなかった場合の擁護はほとんど受けられず、返金も決して受けられませんでした」と 2 番目のトレーダーは述べています。

同トレーダーによると、中国南部で新たな差し迫った問題は、香港港から中国南部の小規模港へ往復する小型積み替え船が1月に停止されたことだという。

この停止が新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に関係しているのか、旧正月休暇（あるいはその両方）に関係しているのかは不明だが、明らかなことは、中国南部のアルミニウム二次生産者の操業に影響を与えるということだ。

「（中国南部の）広東省のアルミニウム生産者は実際にすべてのスクラップを香港港経由で入手し、その後、多くのインゴットを同じ方法で出荷している」と、2人目の香港のトレーダーは語る。